靴の改造・作製

靴の改造・作製Shoe Customize・Making

膝や股関節のトラブル、関節リウマチ、先天性の障害などで、インソールだけでは解決できない歩行に支障をきたすトラブルには、オーダーインソールの作製に加えて靴の改造調整をいたします。また既成靴の改造でも対応できないような、より重度の足部の変形・先天性の障害・事故による障害・糖尿病足などの場合には、オーダーシューズを作製しています。

靴の改造・作製

靴の改造

ローリングによる関節機能のサポート

ローリングは靴底を船底状に改造する方法で、痛めている関節をあまり動かさずに荷重移動ができるため、関節に負担をかけません。また負担をかけたくない関節の位置にあわせて調整することが可能です。

ローリングによる関節機能のサポート

ローリングによる荷重軽減

ローリングした靴にクッション材をいれると、さらに荷重をへらすことが可能です。
関節リウマチなど痛みの激しいトラブルに適した加工の1つです。

フレア加工による安定性の向上

靴底を拡張し、安定性を確保します・特に横揺れを防ぎたい場合に有効な方法です。
極度の内反足などの場合には、さらに傾斜をつける場合もあります。

フレア加工による安定性の向上

脚長差の調整

事故や関節症の影響で足の長さが極度に違う場合、靴底から脚長差を補正します。
インソールでの脚長差の補正は踵が抜けやすくなるため、1cm以上ある場合には靴底での補正をお勧めしています。

脚長差の調整

靴の改造の料金目安

靴の価格に加えて(納期はインソールの作製とあわせて3週間程度です)

ローリング加工(両足) 16,000円(税抜)~ 脚長差補正(片足) 8,000円(税抜)~

例)重度の膝関節症の場合

ドイツ式インソール 24,000円(税抜)~ 参考価格(合計) 75,000円(税抜)
ドイツの健康靴 35,000円(税抜)~
ローリング加工 16,000円(税抜)~

靴の作製

一般的な足のトラブルの場合、インソールの作製とドイツ系コンフォートシューズの改造で対応可能ですが、
デザインを優先的に考えたい方や、足の変形が強く既成の靴では対応できないトラブルをお持ちの方には、
オーダーシューズを承っております。

オーダーシューズ(医療的整形靴)

オーダーシューズオーダーシューズ

医療的なトラブルに対応するオーダーシューズです。既成の木型を利用し、お客様の足型に合わせて修正して作製します。
外反母趾がひどく既成の健康靴では間に合わない場合などに製していますが、厚いインソールが入る健康靴の形状を基本として作製します。
※納期は2ヵ月~3か月前後です。
料金の目安 70,000~120,000円(税抜)前後 ※インソール代含む

フルオーダーシューズ

フルオーダーシューズフルオーダーシューズ

事故による変形や切断足、強い足首からの変形(外反足・内反足)など通常の木型ではどうしても合わない場合、ご本人の足型からオリジナルの靴の木型を作製し、靴を作製します。
※納期は3か月前後です
料金の目安 150,000円(税抜)~ ※インソール代含む

医療的なオーダーシューズ作製の流れ

当店は完全予約制ではありませんが、専門技術スタッフが出張等で不在にすることもございますので、医療的な靴の作製も検討されている方は事前にご連絡いただけると幸いです。

 

1.フットプリントの作成とヒアリング

お客様が現在悩まれている足や歩行に関する疲れや痛みについて、痛みや疲れがでる箇所、時期、動作などを詳しく聞き取り、調整方法を検討していきます。また作製する靴の要望・デザイン・予算についても一緒に検討していきます。

フットプリントの作成とヒアリングフットプリントの作成とヒアリング

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2.足・姿勢・歩行のチェック

足の機能を細かくチェックしていきます。重要なのは動くべき関節がしっかり動いているかということ。
これによって歩行が大きく変わってきます。また、歩行にトラブルがある場合には、特に注意深く、膝・股関節の可動域チェックや脚長差のチェックを行います。また実際の歩行を確認し、不安定さの原因や足運びの悪い原因を探り、オーダーシューズ作製の調整内容を決定します。

足・姿勢・歩行のチェック足・姿勢・歩行のチェック

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3.足の採型

足部や足首の変形が強い場合、ギプスを巻いて、足・足首・下腿に渡って型取りを行います。
靴によってどこまで良い状態に矯正できるか、この段階でしっかり見極めた上で型取りすることが大切です。
足に巻いたギプスがしっかりと固まったところで足から外し、中に石膏や固めの発泡剤を流し込んで足型を作成します。
変形が軽度の場合に作る整形靴の場合は、足の型取りはせず、前足部や甲など複数個所を細かく採寸していきます。

足の採型足の採型

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4.木型の作製

採型した足型から、靴の木型へと修正していきます。
この作業が整形靴技術でもっとも難しく知識や経験が必要なところです。
変形してしまった足の形をそのまま靴の木型にしても足の痛みや疲れは軽減されません。
また革が伸びることも計算に入れて木型を作製しないと、必要以上に大きい靴が出来上がってしまいます。
私たちが作るオーダーシューズは、一般的なオーダーシューズとは異なり、足の変形によって乱れてしまった歩行を、よりよい形にサポートすることが求められています。
どれだけ靴で矯正やサポートができるのか、この木型づくりで全てが決まるといっても過言ではありません。

木型の作製木型の作製

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5.靴の作製

木型が完成したらプラスチックや仮の革を使ってテストシューズを作製します。
当たる所や、おかしなところがないか点検し、木型を修正していきます。
木型が完成したら、アッパー(革)を作製します。整形靴である程度決まったパターンのデザインですと、それほど時間はかかりませんが、フルオーダーシューズの場合は一から型紙をつかってデザインをおこすため、多少お時間をいただくことになります。
アッパーが完成したら木型に釣込んで仕上げていきます。

靴の作製靴の作製

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6.靴の完成・お渡し

出来上がった靴を合わせます。
テストシューズ等でチェックしているとはいえ、やはりお渡しの段階で細かい修正が必要になります。また店内で問題なく履けていても、外で実際に履いてみることで別の問題が出てくることは当然のことです。
しばらく履いていただいた後も、必要に応じて調整や修正を行っていきます。

靴の完成・お渡し靴の完成・お渡し

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